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バックオフィスについての記録
2025.10.28
※こちらの記事は 2025 年 10 月に執筆した記事を加筆修正したものです
経験が積まれてきたからなのか、大人になったからなのか理由はわかりませんが、最近は事務的な能力を高く保っている組織あるいは個人と、そうではない組織や個人の違いについて考えることがよくあります。
バックオフィス、事務、裏方...いろんな言い方をしますが、その領域にも「楽しさ」や「創造的工夫」があることは間違いなく、例えば「創造的な仕事をするためには、事務こそ大切なんだ!」という説教や気づきの類は、もうすでに数多の人や現場が言っているわけですけれど、これってつまりどういうことなのか?ということがある程度腑に落ちないと、私のような人間はそれを素直に受け入れることができないわけです。どうして、そうやって言われているのか?そうだとしたら、なぜそうなのか?ていうか、本当か?
ブルシット・ジョブという言葉があります。つまりクソくだらない仕事ということです。その定義やもう少し深いところの議論や研究の軌跡は書籍を漁っていただければいいのですが、僕はおそらく、バックオフィス全般をブルシット・ジョブの類だと、勘違いしそうな人間の瀬戶際をずっと生きていたのだと思います。もちろん大切なのはわかる。でも、それは自分がやるような仕事ではないし、得意な人がやればいい。
もとい、今でもそう思っていると言えます。僕にはどう考えても向いていないし、それに向いている人間に任せるのが 1 番だと思っている。ただ、それは、「任せる」という行為は、当たり前ですが「信頼」という地盤がなければ行うことができないわけです。僕は今会社の代表をやっていますから、私の言動や姿勢がすなわち会社の印象になるし、それは、どんな仕事をしていようが、すごく大切なことです。
そうなると、特に最初はその類の印象作りで、その人間の、あるいは組織の在り方が決まってくる。これはどんな仕事であろうが同じだと思います。人間と、人間の、やり取り。何を大切にして、生きているか。
どんな人間にも、ビクビク接すのがいいと言っているわけではない。誰かに腹が立ったら、腹が立てばいいと思います。でも、どんな姿勢がベースか。その基盤を支えるのが、やっぱりバックオフィスであり、事務作業であり、裏なんですよね。
そこが"上手く"ないと、クリエイティブワークも何もあったもんじゃない。僕自身は先述したようにこの領域のプロフェッショナルになりたいとは思っていません。ただ、絶対に信頼できるバックオフィスパートナーは多い方がいいなと思います。クリエイティブワークにおいて、例えばデザインをしたり、映像を撮ったり、コンセプトを言葉にしたり、そういった類の仕事には、「それに相応しいバックオフィス」がある。スケジュールのことや、タスクのことや、お金のことや、ビジネスのことや、テクノロジーのことや etc. そういうことの地固めがないと、ぐらぐらしたうえを歩くのと同じで、凛として歩けない。
バックオフィスという仕事も創造的仕事の一部であるということは、そこにも「かっこよさ」や「上手さ」や「楽しさ」を求めたいと僕は思う。そう思っている僕は、これからたくさんバックオフィスのプロ(=楽しんでいる人)を見つけて、育てて、仲間にしていかないといけない。
それができれば、より美しい組織になる気がする。まずは自分が今以上に事務的仕事に楽しさや「仕事の妙」を見出したり、重要性を楽しそうに語れるようになれなければならないです。バックオフィスが美しくできないクリエイター集団は、枕の硬い高級マットレスベッドのようで、何か物足りない。例えはあまり上手くいきませんでした。
バックオフィスと、クリエイター。その間の、自分。